2018/08/07

根付 其ノ百拾漆

『 猫磨大師其ノ七 - 朗猫 - 』
素材:鹿角、黒檀



久々に投稿した前回の「嚇猫」
更新した後に実際に表示される文章や
レイアウト崩れのチェックをしつつ読み進めていて
ふと目に入ったのが
「嚇猫」の前に投稿した「鈴猫」のタイムスタンプ

2018年5月17日木曜日

何?

三ヶ月近くブログの更新滞っていた訳?

いやもうね
人類の総人口の半分を死に至らしめた
ジオン公国と連邦の人々の気持ちと一緒ですよ

正に

その行為に恐怖した

おあとがよろし・・
いやガンダムネタとか(汗)

そんな事より「郎猫」ですね

前回投稿した威嚇して「シャーッ」と鳴いておられた「嚇猫」様と
今回投稿します呆けて「ナー」と朗らかに鳴いている「朗猫」様

この二態は同時進行で彫り進めておりまして
実は対になる猫磨大師様だったりする訳です・・・

と言う事で彫りますよ!






鹿角です

彫り終わりざっくり#240のペーパーかけた後ヤシャ液に投入
酢酸鉄液でがりっと墨入れした直後の画像です
ここから#340#600と空研ぎ紙の番手上げつつ
磨いては煮染めするを繰り返す
一歩進んで二歩下がる的な進行になって行きます

ぺろっと色塗ってお終いではないので結構大変なのです






六面図

ここでちょっと磨きから仕上げのお話
至水はペーパー掛け#1000までとかやりません
昔は#10000とか#20000の研磨フィルムを使ってた事もありましたが
「ピッカピカになりすぎ」
「見た目プラスチックみたい」
悪い印象になるそうな・・・

結局今は

#600の空研ぎ紙かけた後#1000の砥粒ペーストを指に乗せてコスコス
砥粉でコスコス
ロビンソンブラシでコスコス
イボタ蝋手袋履いてコスコス

って感じです

全くトラディショナルな方法ではないし
こんなマネしちゃダメよとお勧めは出来ませんけども






「下からの煽り画像は大体カッコ良く見える法則」
に則り煽りますよ
呆けて「ナー」です

ん?デジャヴ・・・





呆けてるなー
彫っている時は思っていたのです

しかし画像見ながら何か拭いきれない違和感が・・・

わかりました
目が笑っていない
ナー
(涙)






紐通すとこう

ね?
舌の根も乾かぬうちに底面紐穴どーん
紐の結び玉スポッとまるっと収まる仕様です






サイズはこんな感じ

猫磨大師シリーズの中ではやや小ぶり
実は紐穴の上部に位置する尾と背中の間を透かしてありまして
尾をブリッジにして上方に紐を流せば提げとしても使えるの






色んな角度からどぞ

やはり目が笑っていないぞ朗らか猫なのにな
ナー
(涙)






「ナー」
根付「猫磨大師其ノ七 - 朗猫 -」完成です



シリーズもので
しかも複数同時に製作進行させていると
何かしら単発裏テーマとか括りとか設定してしまうもので
いや設定したがりなので至水が(苦笑)
今回の二態は「鳴き猫」繋がりなのです

「シャーッ」「ナー」 

  緊張  と  緩和

と言う対になる猫磨大師二態として製作したのでした



さて次はですね

お、お前もう何磨大師でもいいのかよ・・・

と猫磨大師シリーズをザワつかせたお二方を連作です



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