素材 :鹿角、黒水牛角、珊瑚
二人展まで二ヶ月を切り
いよいよ尻に火が着き焦る至水でございます
が
何故かこのタイミングで差根付彫ります
しかも題材はインプ(汗)
体長10cm~の小さな悪魔ですね
インプ(Imp)という単語には「小悪魔」とか「腕白小僧」の他に
「接ぎ穂」という意もあります
これは、種から生育する事なく
挿し木で育ち実をつける樹木の接ぎ穂に
魔術的な何かを感じていたのだとか・・・
で、思い浮かんだ意匠が
林檎の接木作業中
ベルトに挟んでいた接ぎ穂がもぞもぞと動き出したと思ったら
小さな悪魔に変わっていて
オラぶったまげただよ
そんな場面を根付で再現したいなと・・・・・
鹿角です
差根付といえば、ですよね
顔彫りは楽し
染め直前
右半身から飛行形態のビーストモードに移行中のインプさん
六面図
帯上に見える彫り込まれた部位と
帯下に入るので出来るだけスムースな面にするための
レリーフ風で抽象的な部位
異なるニ面がシームレスに繋がる造形が
「根付だから」という理由で必然に変わる
そんな差根付が好きだったりします
鹿角のヌメッと光る質感がたまらんです
根付紐は左足で握るように通ります
くわーっ!!!
お解りいただけるだろうか
至水がどれ程ノリノリで顔を彫っていたのかを
楽しすぎる♪
サイズはこんな
ベルトに差されもがきだす・・・
そうです
1/1スケール
体長10cm 実寸大のインプの根付な訳です
種要らず芽吹く林檎の接ぎ穂には丈三寸の魔を宿す
根付「接ぎ穂」完成です
彫り始めの時は二人展用にしようかと思っていたのですが
Gallery店頭販売用として納品しようかと考えています
連れ帰って自らの腰でインプをジタバタさせてくれる
そんな既得な方が居られましたら
どうぞ宜しく御願い致します
差根付は楽しすぎるのでまた彫ります
お楽しみにー♪