素材 : 胡桃、象牙、黒檀
折角王道の白根付師である加賀美さんと御一緒させて頂くのだから
思いっきり黒い方向に振り切ったモノをと
妄想してみます・・・・
現世に存在する草樹 植物達は
日々大気中を漂う悪気邪念を取り込み
地表に舞い落ち土中に浸積する邪気を吸い上げ
蓄積浄化する役割を果たしていますが
太平が乱れ邪な気運が世に溢れ続けると
終には浄化の限界に達し樹内飽和を引き起こします
飽和した邪気は開花の際に再び大気中に拡散し循環されます
邪気蓄積浄化能力の高い笹や仙人掌等が開花してしまう場合
深刻な邪気汚染が進んでいると考えられるでしょう
それでも開花循環によりゆっくりとゆっくりと浄化は進みますが
ごく稀に邪気を含んだ果実が結実してしまう事があります
その果実が内包する種子は
災いを孕んだ禍の種子なのです
決して芽吹かせてはいけない
最凶最悪な災いの果実を撓わに実らせる
禍の樹に育つのだから
そんな禍の種子「禍(マガ)」を彫りますよ
六面図
胡桃の表面に薄っすら見える
編み目模様のテクスチャを強調彫りしたり
有機的なディテールを彫り込んだり
開眼させたり・・・
何かもー没頭しちゃってキリが無くなってきます
「禍」の黒い呪力の仕業かも・・・
次の胡桃ものに続きます♪
0 件のコメント:
コメントを投稿