素材 : 黒檀、真鍮、黒水牛角
えーっと
確かコレ去年の末までには完成させるとか言ってたような・・・
気が・・・
ハイ
まぁイイでしょう
で、招き猫又です(汗)
稼業の運転資金を工面する為日々奔走している男
飼い猫の「たま」は歩くのも覚束なくなった老猫ですが
疲弊した主人の心を癒してくれる存在であり
互いに無くてはならない相棒なのでした
ある日男は悪徳高利貸しの甘い言葉に騙されて
多額の金子を貸し付けられてしまいます
勿論直ぐに払えなくなる事など先刻承知の高利貸し
端から男の稼業ごと丸っと剥ぎ取る算段です
ほどなくして全てを失った男は肺病を患い床に伏せてしまいます
医者に掛かる事も出来ず衰弱し薄れ行く意識の中
男が最後に見た光景は
歩くもままならない筈の老猫「たま」が
何所からか咥えて来た一両小判を
そっと主人の枕元に置く姿でした
数日後
街中の悪徳高貸しが次々と神隠しにあったり
残された大量の財産小判が何者かに持ち去られていたり
夜な夜な貧しい家の人の枕元に小判を置き去って行く義賊が現れたり
これ全て主人の無念を晴らす為
猫又に成った「たま」がやったってぇんじゃねぇのかい?
そんな噂が広がったり・・・
これが金を齎す猫として
所謂「招き猫」の由来になったとかならないとか
ならないから!
そんな招き猫又行ってみますよ
「普通に招き猫じゃダメなんですか!?」
そんな怒号が飛び交う中
(飛び交うの?)
敢えて言おう
至水の彫る猫は須らく猫又なのであると!
ホラ 至水は妖怪好きだからさぁ
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