素材 : 鹿角、黒水牛角
さて
そこで
山梨県笛吹市春日居町鎮目に所在する
山梨岡神社で祀られている「夔神」を描いた掛軸が展示されており
もうこれに一目惚れ♪
(画像はwikiから拝借しました)
で、色々調べてみると
wikiからは ↓ 「夔神」に纏わるその他諸々の逸話
「夔」の起源は夔龍とも呼ばれる龍神の一種である
とか
山海経で描かれる一本足の牛の怪「夔牛」の話
とか
山梨岡神社に祀られている一本足の神像は
欠損した狛犬の像が「山海経」の「夔」と結びつけられたものである
とか
一本足は天から地上へ落ちる一本の雷を表すともいわれる
とか
とかとか大量のキーワードを元に
掛軸に描かれた「夔神」を至水解釈してみると
「隻腕の牛面龍」
であると
頭の下ゴロンとした塊は雲上で固くとぐろ巻き固まった龍の胴を表していて
雲の隙間からイカヅチの如く一本腕を突き下ろしている姿
・・・・・
という意匠を妄想し彫って行く事に!
鋭い爪を立て雨乞いの生贄「雌牛」を雲上へ引っ掴んで行きます
実は「鱗を捻じ伏せる」を裏テーマに挑んだ
異形の龍としての「夔神」でしたが
見事に返り討ち(涙)
またもや鱗に捻じ伏せられましたっ
結局時間は掛かりますが
「鱗一枚一枚丹念に研ぎ出す」
が、今の至水に出来る最善の鱗成形方っぽいです
がんばろ(滝涙)
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