素材 : 陶粘土、鹿角、黒水牛角
それではワンフェス2017[夏]に投入した根付の詳細です
今回「価格を抑える」という目標から
彫刻よりも形を早く出せる塑像にしようと
メインの素材として陶粘土を使ってみました
製作時間=価格
これ価格設定に最も直結する要因なのです
陶根付ってのも実際あるしね♪
(いやこの考えが甘かった・・・)
なんて実際使ってみた感じとしては
陶粘土に含まれる陶土の粗さや
低温で焼成するため「つなぎ」的に混入されている樹脂粘土が
焼成後の切削で毛羽立つ部分があったり
根付の素材として必要な硬度が
本物の陶根付のそれよりも低く
(当たり前か・・・)
陶材というよりは木材に近いかもです
利点としては
陶粘土は多孔質でヤシャ液を吸ってくれるから
常温で染められるし
粗めの素焼き風テクスチャが得られる事
「味」
なんて良い言葉で許しちゃうレベルの材ではないの?
とは思えました
そしてその陶粘土製根付の一作目が
「泥田坊」
ほぅ
素材とベストマッチじゃないの?
捏ねますよ♪
キワには墨入れね
ひぁーっ!
と何かに取り乱す泥田坊
くすぐってぇーっ!
背中には這い泳ぐオタマジャクシがピロピロピロ♪
田んぼから実体化する時にオタマ混入したんだね
なんとか捕まえようと必死に背中掻きむしり(汗)
右目は鹿角製のパーツを嵌めてます
陶土の地色が黒茶なため白い部分が欲しい場合は
別材の象嵌に頼らざるを得ないのですが
下穴を彫る際に陶粘土部分を薄くし過ぎると脆くなっちゃう
なので歯は地色のままなんだな
サイズはこんなんで
ややボリューミー
股の間から紐通って
結び玉は下っ腹の中にキュッと収まります
ひぁーっ!へながくすぐってぇーっ!!!
(へなが=背中)
根付「泥田坊」完成です
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ワンフェス2017[夏]に投入した
もう一つの陶粘土根付も土臭い奴なのね
これ偶然なのよ
狙ったわけじゃないんだけど
類は友を呼んじゃいました♪
続くよ
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