素材:鹿角、黒檀
長かった
とにかく色々ありすぎて長かった
・・・・・
「百鬼夜行根付」の製作依頼
そのお話を頂いたのはもう二年前くらいでしょうか?
もう大好物ですし喜んでお引き受けさせて頂いたのですが
なんやかんやで時は過ぎ
昨年の六月にGallery花影抄で開催された展覧会に行き
御注文頂いたお客様と対面でお話をさせて頂いた際に
百鬼夜行の意匠を
化物達の結婚について
結婚申し込みから出産祝いの酒宴まで
最後には何故か宝船が登場し完となる
13のチャプターで構成された絵巻物
「化物婚礼絵巻」にしませんか
という至水の御提案を快諾頂き
八月中の完成予定として
やっとやっとで製作が開始されたのでした
しかし「化物婚礼絵巻」については
なかなかネット上で詳しい解説をされているところが無く
やっと見つけたコチラのMOOK本
洋泉社より発行されている
「百鬼夜行と魑魅魍魎」が大変詳しく
「百鬼夜行と魑魅魍魎」が大変詳しく
カラーの図版もいっぱいでとても参考になりました
感謝です♪と共にオススメです♪
その中で選んだのが
チャプター9の「婚礼行列図」
新婦が新郎の家へ向かう場面です
そして当初は一つの根付として製作するという計画だったのですが
行列に参加するキャラクタをそれぞれ
「緒締」と「提げ」と「根付」に分けて製作する等
色々と変更を重ね描いた下絵がコチラ
新婦の乗る「駕籠」を根付にして
「鬼」「鶴」「亀」「提灯」「荷物持ち」はそれぞれ提げとして製作
「鯛」は緒締です
ところがさらに色々と紆余曲折迷走し・・・
これは偏に至水の至らなさ
読みの甘さに起因するところであり
本当に申し訳なさ過ぎで
結局最終的には
やはり一つの根付としてまとめるという案に立ち戻り
ようやく鹿角で彫り始めるに至った訳でございます
そこから更に完成に漕ぎ着けた今年三月までの足掛け七ヶ月
もう色々ありすぎて此処では書けますぇん(涙)
それでは
お待たせ致しました
そんなこんなで完成した
『 化物婚礼絵巻 婚礼行列図 』
ごゆるりと御観覧下さいませ
っと
後編に続きます!
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