素材:胡桃、鹿角、黒水牛角
昨年の11月30日
テレビを見ながら昼食中の至水の目に飛び込んできたニュース速報
水木しげる御大の訃報
唐突すぎ
死なんて
御大は此の世の理の外に居られる存在と
勝手に信じて疑う事は無かったのに・・・
御注文品をじりじりと彫り進めていた至水でしたが
衝動的に
こりゃ何か妖怪彫らねばと
気付けば小振りの胡桃を手に取り
キジムナーを彫り始めておりました
御大の四十九日までには仕上げようと思っていたのですが
完成したのが 1月20日と微妙に期限オーバーしてしまい・・・
その罰でしょうかねぇ
完成した翌日の朝に異常な右目の痛みで涙止まらず
朝一で眼科に駆け込み診てもらうと
微細な胡桃の切削片が瞼の裏に張り付いていたという
そんな逸話付き
(体じゃないよ実話だよホントの話!)
(体じゃないよ実話だよホントの話!)
御大追悼な作になりました
提げ「キジムナー」完成です
嫌な知らせが続きました
今年ニ月
至水に多大なる影響を与えてくださった
偉大なるクリーチャーメイカー韮沢靖氏の訃報
2016年はなんて年の始まりだと
喪失感はんぱなく一日中涙に暮れておりました
会った事もない方の死にホントに涙が出た
少し驚いた
それだけ大きな存在だったのだなと
改めて痛感致しましたよ
しかしながら水木御大逝去の報には
それとはまた違った感情が・・・
喪失感は無い
何故なら絶対妖怪総大将に転生されている筈だから
「あーなんかキジムナー彫ってるおっさんが居るなー」
と
「あーなんかキジムナー彫ってるおっさんが居るなー」
と
くわーっ
と
と
何所かで見てくれている事を
またもや勝手に信じて疑う事の無い至水なのでした
追伸
このキジムナー「てぃーち」さんは
幼少の頃よりずーっと妖怪を愛し続けて来られたお客様の元へ
キャッキャッ♪と旅立つ事になりました
ウチのガジュマルに次のキジムナー
「たーち」さんがやって来るのは何時でしょうかねぇ・・・
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