素材:象牙、黒檀
一昨年の夏に製作した「咆哮」を御注文頂いたお客様より
「阿吽」で対になる玉獅子の御注文を頂きました
前回の玉獅子は「口中の肉で玉を形成する」仕様でしたが
今回のリクエストは「前脚で抱えた球の中に玉を形成する」です
これがなかなかの苦行な訳でして(汗)
でもね
行きますよ!
象牙で製作します
大きさを合わせるため
お客様より「咆哮」を御借りしました
六面図
さて前脚で抱えた玉ですが・・・
最大最強の雷撃を放ち
且つ如何なる雷撃をも封じると謂われる
雷神太鼓の革を張り込んだ「雷盾」で六面を封じた宝珠
「封雷玉」
(ふうらいぎょく)
中では極限まで圧縮封印された「雷芽」がコロコロと静かに鳴いており
開放される時を待っているのです・・・
なんて俺設定をこじつけまして
雷神の太鼓革といえば「三つ巴」の柄
三つ巴柄を透かし彫り
その透かしから玉の内部の肉で内玉を形成するという目論見です
こう、振るとですね
「雷芽」がコロコロと鳴く訳でございます
一つずつ 一つずつ
お待たせしまくっている御注文品を完成させる
そんな今日この頃なのです
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