素材 : 鹿角、黒檀
至水・道甫 根付彫刻2人展
FREESTYLE NETSUKE DUNGEON
出品作品其の壱
屈強髭族根付戦士七年目
a.k.a
Level 7 Dwarf Netsuke Warrior
二人展出品作第一弾は自らを投影したPC(プレイヤーキャラクター)
先ずはキャラメイクからスタートですよね
至水は恰幅よろしい年中髭面男子なので種族は「ドワーフ」を選択
自らを投影と言えば職業は「根付戦士」一択でしょう
あと至水は根付製作始め今年で7年目なので
1年=1レベルで換算しますと 7年目=Level 7
至水の"FREESTYLE NETSUKE DUNGEON"は
Level 7からプレイ開始させて頂きます♪
なんというチートプレイ!
という事で至水のPCは
Level 7 Dwarf Netsuke Warrior
になりましたというお話
そんなん彫りますよ!
鹿角です
六面図
基本的に装備は彫りながら考えてます
「何着せよっかなー」なんて
チェインメイルを選択した自分を呪いましたよね
編み鎖をチマチマチマチマそれっぽく彫ってさー(涙)
![](https://1.bp.blogspot.com/-4yxu6AWJjeI/Wh80dBKmPFI/AAAAAAAAEI4/ODv8OGWgyykxI95ywymtHowWqbTBk2lAgCEwYBhgL/s320/LV7DNW%2B%252823%2529.jpg)
手には暗闇のダンジョンを照らすランタン
根付業界を小さな灯り一つ手探りで進む至水です(涙)
でもドワーフって Infravision:50ft のボーナスがあるので
実は結構良く見えてるのかも・・・よ
"Pauldron of Darkness"
「暗黒の肩当」
ゲーム開始早々 Dugeon Level:1 で拾った Chaotic なアーティファクト
コレ装備したせいで黒ーい根付ばかり彫る事になったらしいのね
装備した瞬間永続的な Cursed 状態になるので装備外せないし
でも今至水が根付で食っていけてるのは
このぶっ壊れたゲームバランスのおかげですよ暗黒感謝(涙)
"Shield of SHISUI"
「至水の盾」
初代 Lord of HANAKAGE より授けらた「至水」の銘を刻んだ盾
元々「死水」だった雅号を花影抄での作品取り扱い開始時に
「縁起悪そな」という理由で「至水」に変更したのですが
暗黒戦士時代の戦いっぷりは隠しきれず
今でも度々「死水」の顔を見せてしまうのです
あと提物は超シンプルな実戦実用的饅頭根付で提げられてます
![](https://1.bp.blogspot.com/-wwtKFSYrpDo/Wh80ee-UJNI/AAAAAAAAEI4/mgObM7E68LUezJF4_qlk8471F5I8J6S-gCEwYBhgL/s320/LV7DNW%2B%252827%2529.jpg)
踏みつけられるスライムさん
一つ目のスライムと言えばモンスターファームですか
まぁコレが何を意味しているかは・・・
いいんですいいんです
深い意味なんて無いんです(涙)
武器もさー・・・根付戦士的に
"Sword of HAMAGURIGANGI"
とか
"Tsuru-Kubi Iron Claw"
なんてのも考えていたのですけど
やっぱドワーフの武器と言えばアックス系が良く似合うわー♪
根付と関係無くなっちゃいましたけども・・・後悔は無い
サイズはこんな
今回の二人展出品作品全て紐通し画像を撮り忘れてしまいまして
こちらの根付はアックスの裏
股の間下方から紐の結び玉を収め
背中の紐穴に抜ける仕様となっております
「ドっワぁーフぅ―っ女ぁーにゃ髭がっあるぅー♬」
(だからドワーフって Stealth がマイナス補正されるんだぜ?)
根付「屈強髭族根付戦士七年目」完成です
で、前振り投稿で書きました
「RPGと古典根付のマッシュアップ」的解釈をこじ付けるとですね
このドワーフの根付は古典で言うところの「南蛮人」の根付であると
「南蛮人」は数多く現存している古根付の意匠の一つですが
18世紀当時
和装で髷を結い低身長だった(であろう)日本人にとって
日本を訪れるヨーロッパ人の奇異な装束や人種的な見た目の相違等
物珍しい異文化の到来は根付の題材として面白がられ
人物根付定番の意匠として彫られていたのではないでしょうか
ドワーフも「人」とは異なる「亜人種」
キャラメイクの際に選択する「種族」の一つです
現代の日本人にとっての「南蛮人」=「ドワーフ」である
という見立ての根付なのでした
さて次は
ファンタジーRPG定番の最弱キャラである
スライムを古典根付の意匠とマッシュアップしちゃうぜー
続く
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