素材 : 鹿角
前回の投稿で
記念すべき百作めの根付「びろーん」をリリースした至水
今回製作する根付は
二百作め達成に向け気持ちを新たに彫り始める第一歩
そんな百壱作めの根付は
「飛頭蛮」
・・・なんてマイナーなやつを(涙)
江戸時代中期に大坂の医師寺島良安によって編纂された
「和漢三才図会」
和漢の事象を天、人、地と三項目(三才)に分け図解説明した
105巻81冊にもなる図入りの百科事典です
その和漢三才図会に記された「飛頭蛮」とは
大闍婆国(現在のジャワ島)には頭を飛ばす者がいて
目には瞳が無く、現地では「虫落」「落民」と呼ばれる
と・・・
他にも「飛頭獠」なんて近似種もいたりして
首を飛ばす人の話は色々あるのですが
それぞれのオイシイキーワードをブレンドしてですね
捻り出たのが
「夜に首を飛ばすジャワ人」
そんなの彫りますよ♪
と思わせておいてからーの
ヘッド × ボディ
連結して一つの根付としても使用可能なのだ!
勿論お好きな緒締にヘッド根付を合わせ
御使用して頂く事も可能ですわ♪
サイズはこんな
連結してもそんな巨大にはならないよ
今回また久々に大好物のオサーン面が彫りたくて
顔面をフィーチャー出来る妖怪
という事で飛頭蛮を選んだのですが
解説文にあった
「大闍婆国(現在のジャワ島)の人」
という一節から
不意に「ワヤン・クリ」を思い出しまして・・・
「ワヤン・クリ」はインドネシアのジャワ島やバリ島に伝わる
革製の人形を使った伝統的影絵芝居ですが
という事で
「至水の飛頭蛮根付お顔の元ネタはワヤン人形」
というお話で
今回は締め括らせて頂きます♪
さて次は
7月末のワンフェスに持ってくヤツの件だよ!
今年の夏は暑ぃねぇ・・・
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