素材 :胡桃、鹿角、真鍮、黒水牛角
10月も半ば過ぎれば最早秋を通り越し
外はさっぶいさっぶい初冬です
それでも数少ない陽の差す日を選んでは
太陽光を浴びるための朝散歩に出ていたところ
またもや災いの種「禍」に遭遇したのでした
基本的に過去採集してきた「禍」は
一つの種子に数多の念が入り混じった状態で生成されたもので
外皮には複数の開瞳や不可解な器官の形成が見られたのですが
今回の「禍」はなにやら雰囲気が違うのです・・・
一対の開瞳、鼻孔式器官、溶融口唇の生成部位は
シミュラクラ現象に因らずとも「顔」を認識し得る配置を獲得し
あれが幻聴で無いのであれば
まるで意思が在るかの如く
こちらに何かを訴えかけるかの如く
この「禍」は確かにか細く
・・・・・
呻いた
(という体で今回も絶好調です行きますよ)
いつまでこの状態を保っていられるのか・・・・・
この個体は確かに何かを訴えかけようと・して・・い・・・た
(という体の)
根付「蕩禍」完成です
禍シリーズに新展開の神無月
つづく
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