素材 :鹿角、黒檀
これは・・・
もう懐かしさすら覚え・・・ますね
九月の終わり頃には完成し納品も済んでいたのですが
今月色々と確定し公開する事と相成りました
で、製作順のナンバリングも前後しちゃってます
ちょうど「夏猫」を彫ってる時
ふっと頭に浮かんだ
「二人羽織で蕎麦をたぐってる手長足長」
根付のネタは大体がこんな感じで降って来るもので
イメージを膨らませてこんな妄想を・・・
大晦日
二人羽織でつごもりそばを食べようと言い出す手長に
「それは面白い」と乗り気の足長
早速両目を瞑り蕎麦をたぐりだした手長だったが
勘が悪いのか一向に足長の口に入らない?
それもそのはず
いたずらな手長は片方の目をしっかり開き
足長の鼻めがけて蕎麦を運んでいたのだ!
では、彫りましょ
鹿角です
モック無しの勢いで彫り進め・・・
つじつま合わせのスリルが味わえます(汗)
六面図
今回の染めは濃い目です
背面
アンティークっぽいという寸評を頂いたそうで
古根付の皮を被ったコンテンポラリー・・・です!
なんて言ってみたり
(超後付けっぺー?)
悪意しかない無邪気な手長
と
イジラレまくる純粋朴訥な足長
サイズはこんな
長めでしょ?
手長足長 + 長~いお蕎麦の長い根付
「長い」繋がりで長寿祈願の隠喩も盛り込んじゃうよ!
ん?
隣の小っさいの・・・何だチミは?
コレ、手長足長に合わせた緒締のタコさんなのです
これからの年越し時期にぴったりな
根付「晦蕎麦」完成です
手長足長さんは京都清宗根付館収蔵となりました
年明けに展示される・・・かも?かな?
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