素材 :黒水牛角、鹿角、真鍮
目ん玉てろりな黒いヤツ・・・
よく考えてみたらブログ右横のfacebookプラグインに
ストリームで製作途中画像が流れていたじゃない(汗)
バレバレじゃない(泣)
そうです
「塗仏」なんです
幾つか存在する塗仏の画には
「妖怪塗仏」としての設定は特に記されていません
絵師によって細かい部分の違いもあります
皆「俺塗仏」にアレンジして描いてるんですよね
絶対楽しんで描いていたに違いない
妖怪ってそういうモノですよね♪
で今回は
鳥山石燕+河鍋暁斎+佐脇嵩之÷至水 な感じに
それぞれの美味しいトコ取りで行ってみます
佐脇嵩之版塗仏的な黒々艶々とした肌感を出したかったので
メインの素材は黒水牛角を選びました
目玉パーツが死屍累々・・・
「塗仏」最大の特徴である所の
てろり目
眼窩からこぼれててろりとぶら下がる目玉を作るのですが
「形が気に入らない」とか「も少し大きく」とかで
結局計四組八個のてろり目パーツを製作(泣)
二日分の徹夜をドブに捨てるも
4テイクめで納得出来たので良しとするのでした
磨きも終わり別造のてろり目と舌を組み込みます
河鍋暁斎版塗仏が良い舌出していて
コレは外せないと頂きました♪
六面図
黒光りする肉々感は黒水牛角ならでは
河鍋暁斎も佐脇嵩之も上半身しか描いておりませんが
鳥山石燕が描く「仏壇からこんにちは」な塗仏には足がある・・・
足頂きます♪
尾鰭は佐脇嵩之版塗仏から頂きます♪
尾鰭+黒光り+てろり目と舌・・・
これは「鯰の骸の妖」なのでは?と妄想俺設定
サイズはこのくらい
いつもより若干大きめ
太めの紐を組んで欲しいなと紐穴も大きめにしています
色々出ちゃってますが(笑)
良いんです そこが好き♪
超下品♪
根付「塗仏」完成です
普段は目の象嵌くらいでしか使わない黒水牛角
今回メインで彫っていて結構大変でした
柔らかく繊維質で吸水性が高く曇りやすい・・・
使っていれば艶は戻るとして
細かい彫りには不向きな素材だなと感じましたが
逆にそれが要因となり
掌中にしっくり収まる塊感のある意匠になったのかなと思っています
しかし
塗仏っていいよねぇ♪
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