『陽』
素材:鹿角、水牛角、赤瑪瑙
かつては修験道の開祖である役小角が従えていた一対の鬼
故に「つらねつけ」
異形の輩達のイイ「つら」が彫りたい・・・
以前 Gallery 様より
面根付なんてどうでしょう?と薦められておりまして
顔を彫るのは楽しいしこれは嬉しい話だと思っていたのですが
直ぐには良い題材が思いつかず・・・
しかも面根付って人気無いって聞くじゃないですかぁ
で、ちょっと放置してた訳なのです
が、見つけちゃいました!
恐ろしく魅力的な題材
それは・・・
それは・・・
『 式神 前鬼&後鬼 』
かつては修験道の開祖である役小角が従えていた一対の鬼
「義覚と義玄」
陰陽道の大家 陰陽師 安倍晴明により
屈強な式神「前鬼&後鬼」として使役される
「セーマン」を記された式札が額に癒着した式神のイメージ
で、ペアの根付!
こ、これはイカン
もー、彫りてぇよぉ~(震)
という事で先ずは 「前鬼・義覚」 彫ります
ザクザク彫り進めます!
うひひひひひ 楽すぃぃぃっ!
彫り、磨き終了
ビシッとセーマン入ってます
染め&象嵌完了
六面図
眼には赤瑪瑙と水牛角
どっしり座った獅子鼻はバカボンパパ リスペクツな証
裏面、紐通しのブリッジ部分が
前鬼のメインウェポンである鉞(マサカリ)に!
サイズはこんな感じ
で、面根付 『陽』 の完成で御座います
この面根付、個人的には「つら根付」と解釈しておりまして
私は面打師では無いですし、出来上がった根付は面の縮小版でも無く
「めん根付」なぞ胸を張って言えぬのです!
「めん根付」なぞ胸を張って言えぬのです!
故に「つらねつけ」
異形の輩達のイイ「つら」が彫りたい・・・
さぁ次は「後鬼」だよ!
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