素材 : 鹿角、珊瑚、黒檀
それ火は陽気なり
妖は陰気なり
うば玉の夜のくらきには
陰気の陽気にかつ時なれば
火消ばヾもあるべきにや
鳥山石燕描くところの「火消婆」を至水アレンジしてみます
百鬼画では行灯の火を吹き消していますが
コチラの火消婆は蝋燭の火を吹いてますね
煙草の火、釜戸の火、不審火、恋の炎・・・
火の気ならば見境無く消しちゃうみたい
より高位の火消婆になりますと
余命幾許も無い人間の夢枕に立ち
残り僅かな命の灯火を
ふぃーっ
と吹き消していくそうな・・・
そんな火消婆を彫りますよ
六面図
ドロドロおどろおどろしい婆髪(震)
吹き消される蝋燭の火は珊瑚です
小さい高価な枝珊瑚を大事に大事に使ってます
珊瑚の密漁はダメ絶対 !!
背中の紐穴
根付紐の付け方
(画像無しで伝わるか・・・?)
先ず上の小さい方の紐穴から根付紐の輪を通し
大きい方の紐穴から輪を出して
別の紐を結び付け結び玉を作ります
結び玉だけ残す様に別の紐を切り
根付紐を引き結び玉を紐穴に収めます
(うん、伝わらないな)
そうして紐が付いたのがコチラです
陽気となれば見境なし
吹いて吹いて吹き消しちゃうわよ!
提げ「火消婆」完成です
まだまだ
ちんまいのが続くよ~
to be continued
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