素材 :鹿角、赤珊瑚、真鍮、黒水牛角
とうとうやって来ました
尾裂リベンジ!
先ずは今回の根付「尾裂」に繋がるこれまでの経緯を・・・
御注文を頂いたお客様から初めてメールが届いたのは
2012年の2月
当ブログを見て至水の根付に興味を持って頂いたと
そして九尾の狐に興味があるとの事で
2012年の10月
製作した根付が
この九尾は素材の鹿角冠部位の丸い形状から
動きのある、動的な意匠で製作しましたが
「無数の頭蓋の上に鎮座する九尾」
という静的な意匠も考えていた
とお話したところ
「見てみたい」
と
その言葉を受けての
2013年の10月
製作した根付が
所謂あの「九尾の狐」ではなく
老狐百の年を過ぎて尚死ねず
人童を殺め喰らう度
尾裂を繰り返し
終ぞ九尾とならん
という俺設定を元に
九本目の「尾裂き」に至るまで喰らった
人童の頭蓋九つをあしらった意匠です
しかし完成後
「顔を長くできないか?」
と御要望が(泣)
ここから長くするのは無理と判断し
「別意匠でもう一度彫ります!」
と宣言(泣)
その後
グループ展や年末やらで先送られ
2013年の12月
遂に尾裂リベンジ決行です!
俺設定はそのままに意匠を変更しモックを製作
大ぶりの鹿角冠も確保し
彫り進めていると何時もと違う
違和感が・・・
「このスジは?」
確認の為、水夜叉に潜らせてみると
何本もの細かいクラックである事が判明
俺設定はそのままに意匠を変更しモックを製作
大ぶりの鹿角冠も確保し
彫り進めていると何時もと違う
違和感が・・・
「このスジは?」
確認の為、水夜叉に潜らせてみると
何本もの細かいクラックである事が判明
このままクラックだらけの根付には出来ないので
クラック部位を削り落としまくった結果
意匠を再現出来るボリュームを確保出来ないまでの大きさに(泣)
これはもう一度別の材で彫り直す事に即決
しかし、顔、前脚で握り締めた頭蓋と
彫り進めた時間は無駄にしたくないので
こちらは再度意匠を途中変更し
根付「キツネビ」
として完成させ
Galleryで販売する事にしました
クラック部位を削り落としまくった結果
意匠を再現出来るボリュームを確保出来ないまでの大きさに(泣)
これはもう一度別の材で彫り直す事に即決
しかし、顔、前脚で握り締めた頭蓋と
彫り進めた時間は無駄にしたくないので
こちらは再度意匠を途中変更し
根付「キツネビ」
として完成させ
Galleryで販売する事にしました
そして
2014年の1月
とうとう狐と頭蓋の組み合わせを彫るのは三回目
「尾裂」リベンジ!リベンジ!
に着手する事となります
改めて見ると
もう二年のお付き合いになるのだなぁ・・・
と、前置きが長くなりましたので
続く
因みに
ここまでのお客様とのやりとりは
Google翻訳とWeblio辞書を駆使しての
英文メール(汗)
海外のお客様なのでした
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