2011年2月18日金曜日

『クラック悩ましい』

『青竜』の後進めておりました『朱雀』
訳あって作業停止中・・・


染めの後に発生するこの忌まわしいクラック・・・
容赦無く現れるクラック
クラッキュ・・・


そんで考える・・・

仮説

染めの際、象牙椰子が水分を吸う、たっぷり吸う
で膨張する

染め液から上げると表面から徐々に乾燥するが
乾燥と共に材が収縮する

しかし内部の水分の蒸発が追いつかず膨張したまま
結果、先に収縮が進んだ表面に亀裂が走る





以前

『玄武』製作の時初遭遇し、驚かされ悩まされたクラック問題ですが・・

あれ?

これは?

なんとクラックが閉じているでわありませんか!

Before

After

蛇の首の他にも、各所モールドに沿って
渓谷の如き深いクラックが入っておりましたが
それらも目立たない程に閉じました・・・

これは
時間の経過と共に内在していた水分が蒸発し
材の内部の収縮も進んだ為なんじゃね?
と考察した訳です

で、『朱雀』です
『玄武』同様クラックが閉じる事を祈りつつ
乾燥待ちなのです・・・









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