2015/06/29

根付 其ノ陸拾弐

璃龍
素材 :鹿角、黒檀

根付の題材としてなにげに雨龍を調べていたら
老鯉が登龍門を越えて竜鯉と成りやがて龍に成ると
この龍への道を歩み出したルーキーが雨龍なのだそうです

鯉が龍に成る・・・
水棲生物が龍になるイメージってあるよねと

以前製作した龍亀は亀の体躯に龍の頭を持つ瑞獣ですが
もしや万年の歳を経た亀が龍を目指し登竜門を越えた姿なのではっ!
と、いつもの妄想をしてしまい

じゃ山椒魚だって龍に成りたいんじゃないの?
という唐突な啓示を受け
登龍門を越えて龍への道を歩み出した山椒魚の龍見習い
竜鯉ならぬ竜山椒魚を彫る事に決定!

山椒魚は深山の渓谷
清流が似合うから
そうね
チミの名は
「森龍」
でどうかしら♪

という事で竜山椒魚「森龍」を彫りますよ


鹿角です


六面図


鹿角の冠の部位を使い
くりんっと大きく丸い意匠にしてみました


握り締めた右拳に体内の全チャクラを集中させ
最終奥義 
森龍轟水掌 極式
を撃ち込む準備態勢をとる森龍さん
まだ駆け出し瑞龍なので高確率で打ち損じます(泣)


おら一生懸命修行して龍の頂点「龍王」になるだよ!


サイズはこんなです


Salamander goes to dragon's road !!!
根付「瑞龍」完成です

因みに作題の「璃龍」(ちりゅう)ですが
龍は「璃・蟠」「蚪」「應・蜃」「蛟」「龍」の五階級に分類され
登竜門を越えた直後最下級の龍が「璃龍と蟠龍」なのだそうです
という事で雨龍と同じく森龍も下っ端龍の「璃龍」な訳です。


2015/06/17

至水・光訓 根付彫刻展 開催中!


6月13日(土)よりスタートした


会期中盤に差し掛かりました

初日には沢山のお客様に来場・御購入頂きました
ありがとうございました
こころより御礼申し上げま

4月にブログ投稿済みの根付
こちらも出展作品として展示販売されております
167,400円也

お問い合わせはコチラ根津の根付屋 お問い合わせフォーム
又はメールでお願い致します

他出展作品も明日より投稿開始致します
宜しく御願い致します

2015/06/11

至水・光訓 根付彫刻展


さてさてさて
いよいよですね

3月に告知させて頂いた
至水も参加する根付展




今週末6月13日(土)より
Gallery花影抄/根津の根付屋にて開催となります

日程は
2015/6/13(土)~21(日)
18日(木)休廊
13:00〜19:00(最終日は18:00迄)

詳しくはGalleryの展覧会情報ページも合わせて御覧くださいませ



最初にこのお話を頂いた時
二人展という事で御一緒させて頂くもう一人の根付作家が
「独学で根付彫刻を学んだ作り手」という共通点から
加賀美 光訓さんであると聞かされまして

加賀美さんは隙のない精巧な象嵌と美しい表面処理が印象的な
現代根付の王道的作品を彫られる方で
禍々しく荒々しい至水の根付とは正反対・・・
その瞬間
至水の頭に浮かんだのが「陰陽」でした

刻一刻と時は過ぎ
5月の後半に送られて来た二人展のDMを見て思わず出た言葉が
「コレ太陰大極図じゃんか!」
Galleryとは何の打ち合わせもしていなかったのですが
背景の上下、明暗のグラデーションと
展示会タイトルロゴのグラデーションが反転しているのが
(そうしないと字が見えないからという理由は置いといて)
イイ感じに太陰大極図を連想させる陰陽に仕上がっているなと

で、二人展まで残りの一ヶ月間は

世界は陰と陽が混ざり合い均衡を保ち存在し得るカオスであり
加賀美さんの現代根付の王道的な明るく柔らかいほっこりとした根付と
至水の陰鬱とした禍々しさの闇に心惹かれる根付の対比は
正にカオスな現代根付世界の大局を表しているように見える

という裏テーマを意識しながらの追い込み作業でした


加賀美さんとはメールで御挨拶した程度で
今回の二人展に関する打ち合わせ的なものもなく製作を進めて参りましたが
間違いなく加賀美さんは「陽」の根付を彫られるであろうと確信しておりましたので
今回は「死水」寄りの暗黒面に堕ちた作品を多く投入しています

6月13日(土)と14日(日)の二日間は至水もGalleryに在廊しておりますので
是非是非是非お越しくださいませ

ネイティブな函館弁でお話させて頂きます(涙)

宜しくお願い致します !!!