2015/03/02

根付 其ノ伍拾捌

『龍亀』
素材 :鹿角、黒檀


前回彫った春猫の後
御注文品の玄武の意匠を頭の中でこねくりまわしつつ
至水の手は龍亀を彫っていたのでした

まぁ

玄武の鱗の練習という理由にならないでもない

そんなロングイ
行ってみましょう


鹿角です

御覧の様に
この段階では鹿角の根元に残っている獣毛を利用した
「蓑龍亀」だったのです・・・が


六面図
おや?蓑は?


ハイ
蓑、脱いじゃってますね・・・春だから(涙)
いや色々あるのですよ


濃いぃ染めで渋めに仕上げてます


今回は水中を漂う龍亀な意匠の為
根付単体では自立しません・・・

そのままだと写真も撮り辛いしなぁ
という事でスタンドを彫ります
湖底に聳え立つ沈木風の根付飾台


紐穴で乗っかる感じでセット出来ます


沈木の根元にはサレコウベ・・・
雨乞いで捧げられた人柱なのでしょう
(という裏設定付き)

龍亀と同縮尺なので
比較すると「龍亀でかっ!」と感じて頂けるかなと


根付としてのサイズはこのくらいです


亀、龍に成らんと欲し万年の時を数えけり
根付「龍亀」完成です


蓑付きのはまた今度

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